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次の日。
体が巨大化していた。
「え!? ちょ、嘘でしょお!?」
いつもと違う体の感じ。目線の高さ。天井に頭をぶつけてひっくり返る。
部屋の姿見に映っていたのは私だったけれど私じゃなかった。
青黒い巨体の、モンスター。それはいつも私が退治するバケモノそのものだったのだ!
絶叫を聞きつけたママは私を見るやいなや白目を剥いて倒れちゃって、パパは慌てて走って逃げていった。
どうしよう。これじゃあこの家に居られないじゃない!
取り敢えずママを私のベッドに寝かせて家を出た。玄関の上の方の壁を抉っちゃったけど、大目に見て欲しいわ。
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