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「やっ、ぁ!嫌だ、あ」 ベッドサイドの引き出しから取り出したローションを惜しげもなく使い、篠崎の指先が浅い部分を擦り上げる。腰を高く上げた格好に対する羞恥心に加え、人に秘部を弄られる屈辱感は耐えられるものではなかった。 「痛い思いさせたくないって言ったじゃないですか。それとも、痛い方がイイんですか?」 「ちがっ?!」 背後でカチャカチャと金属の触れ合う音がし、後孔から指が引き抜かれそうになる。堪らず振り返ると、篠崎の目が見開かれた。 「な、にっ」 突然強い力に腰を引き寄せられ、上半身がシーツの上に落ちる。後ろに感じるのは、明らかに指の感触ではなかった。喉が引き攣る。 「ぐっ、ぁああ!?」 裂かれるような痛みに悶えながら、必死でシーツにすがる。意識が遠のく。腰骨のぶつかるようなセックスに耐えられる程、心も身体も柔軟ではなかった。
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