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調整だけにしては、ここでネズミが消え、クリップが振動していた。
「もしかして、中の死体を消そうとしている?」
死体を消されてしまったら、殺人事件として立証できなくなってしまう。俺はチビ3を出すと、蓋を開けた。
「夏目ちゃん!!!壊さないでください!チビ3は役に立ちます!!!!」
「分かっている!」
こんな場合もあるかと、改良キットを作っておいたのだ。普段は使用されたくないので黙っていたが、チビ達はまだまだ可能性がある。
「よし!!チビ3、羽を付けたから飛んで中を見て来い!!!ライトも装備している。戻って来るだけのバッテリーを残して作業!絶対に壁地面、物には触れるな」
「ラジャー!!!!!!!!」
チビ3の映像を、西海の端末で見ていると、中で倒れている人を見つけた。若い女性なので、愛彩なのではないのか。更にその先には、同じく倒れている男性がいて、橋本であった。
「あ!ここにも、大量のクリップ!」
このままでは、二人が液体になってしまう。
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