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俺が公安に戻ると、机の上に仕事が山積みになっていた。
「何、コレ?」
「夏目室長への案件と資料ですよ」
第九公安部は遊軍で、決まった分野が無い筈だ。それなのに、仕事を振ってくるとは、どういう了見なのだろう。
俺は資料を数枚捲って、前のめりに眠ってしまった。
「夏目室長!眠らないでください!涎を垂らさないでください!鯉の動画に話し掛けないでください!」
「鯉ではない!マリリンだ」
しかし、第九公安部は、いつから異常者や超常現象対応になったのだ。変な案件ばかりで、目を閉じたら眠ってしまった。
「公安に関係のない事件は、全部却下!」
「宇宙人が地球を狙っているとか。地球を滅ぼそうとしているというのは、テロですか?」
それは地球防衛の問題で、第九公安部のレベルではないだろう。
「却下!」
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