第一章から最終章

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「よっしゃ!ドライブ行くぜぇッ!!」 若い男がそう言って俺達の中に入ってきた。この若い男が俺達のご主人だ。 ふ、今日もエンジンを吹かして爆走するのか…いいぜ。 好きなだけ俺(アクセルペダル)を踏むが良いッ! 「しゃあ!行くぜッ!」 ご主人は僕達(車)を立ち上がらせて(エンジンを掛けて)、俺を優しく踏んだ。 く…ぅ。最初は優しいだな…、俺はまだまだいけるぜ? 「おっしゃ!峠道に入ったぜ! 行くぜオラ!」 そう言ってご主人は我が夢中に俺を踏みつけた。ガンガン、ガンガンと。 く、うっ…い…痛い。け…けど……良い…。凄く……気持ちいい あ、だめ…い、いk 「お?後ろから煽って来てやがるな? …やってやらぁ! オラ!吠えろ俺の車!」 ぎゃいん!は、はいぃい! ほ、ほえましゅうううぅう!いい、凄く…いいでしゅうううぅう!きもてぃいいでしゅうううう!! 「くっ!前に出やがったか! …けど、俺だって負けやしねぇーぜ!行くぜオイ!」 ひゃい!イくぅ!イきましゅううううぅうぅう!!ぐんぐんイきましゅゥゥウうぅぅ!! ご主人は更に俺を踏みつけた。まるで、子どもの様に。 「…ふぅ、何とかやり終えたか」 はぁ…はぁ…、は、はげしぃよぉお もうらめぇえ……。 そして、俺は快感に襲われ眠けこけたのだった。
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