あおぞらのした

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 確認は、してない。  ただ仲がいい、ってだけなら。それで、いい。  きっと、今、聞くべきなんだろう。  一緒にサボっているんだし。二人きりで空何か眺めているんだし。  深呼吸。 「なあ、美咲。」  しかし、ふいに呼ばれた。  何気ないふりして翼を見る。翼はうつむいている。美咲は、顔が熱くなるのを感じる。 「あのさ、俺……、」  翼は顔をあげ、そして美咲と目が合う。  見つめ合う数瞬、時が止まるような感覚。  いやいや、待ってよ。こんな時に。こんな場面で。絶対、OKしちゃうじゃん。まあ、別にいいけど。って、そうなのか私?  あれ?何か、変な感じが、する、ような。翼の、右手。何を、持ってるの? 「一回、人を刺してみたかったんだ。」  時が動く。止まってた分だけ、急速に。  いぃやああ______。
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