上司に遊ばれているようです※

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「ふふ、手気持ち良いの?腰止まんないね」 「だって……ぁ、」 ――もう、イキそう。 自分では止められずそのまま夢中になっていると腸骨を掴んで押さえつけられた。 「や、なんで……!」 あと少し、というところで止められて身体がガクガクと震える。 「っ、ロイさん……出した、ぃ……っ」 「良いよ。でも、こっちでイけたらね」 はぁはぁと息を荒くするアツシの胸の突起をロイさんは摘んだ。 キュウ、っと甘い刺激が駆け巡る。 「……ァ、でも……っ」 イケないと首を振るが許してもらえない。 「じゃあ手伝ってあげるね」 そう言ったのでどうするのかと思えば相変わらず両胸を好きに弄りながら耳を食まれた。 今までとは違う刺激に思わず身体が震える。 「……ァ、あ!やだ、それやだ……っ」 最初は外耳を食んだり舐めるだけだったが、そのうち耳の中にまで舌を差し入れ始めた。 穴の中を抜き差しされるとちゅくちゅくと卑猥な音が聞こえる。濡れた感触が生々しくてゾクゾクする。 「も、おかしくなる……っ」 「なっちゃえば?」 思わず弱音を吐けばロイさんは躊躇することなく言葉を返した。 頭の中が卑猥な音でいっぱいになって耳の奥を責め続ける。 「ァあ、……あっ!」 ――イキそう。 絶頂が近づき身体が震えた。それに気づいたロイさんは耳の中に舌を抜き差ししながらも低く呟く。 「ほら、イっていいよ」 「ア゛ァ……!」 卑猥な音と流れてくる刺激に耐えかねてアツシはあっという間に1回目の絶頂を迎えた。 「よく出来ました。――じゃあ、ご褒美ね」 「ひあ゛……っ!!」 先端を包み込むようにしてぐりぐりと遠慮なく擦られる。 過敏になった身体にその刺激は最早毒でしかない。 「やだ……ぁっ、ロイさん……っ!も、イったからぁ……あァ゛!」 悲鳴に近い声を上げて制止しようと手を伸ばすが止めてもらえない。それどころか動かす手は止めずに再び胸へと食いついた。 胸の突起を舐めて咥えて――最後に甘噛みされた瞬間、耐えきれずに二度目の絶頂を迎える。 短時間でイったせいで膝が笑っている。 それでもロイさんは擦るのを辞めない。 「や、やだ……ぁあ゛ァ……っ、ァア゛――っ!」 ボロボロと涙が溢れる。 身体が跳ねるのを止められない。 辛い。 痛いくらいの刺激に耐えかねてアツシは泣き声を上げた。 「……ふ、ァ゛ぅう゛……っ」 どうしようもなくてぐすぐすと泣くとロイさんの動きがようやく止まった。 思わずそちらを見ようと目を開けるとソファに押さえつけられ―― 「いた、い……!」 肩口を思いっきり噛み付かれる。それもすぐ首筋の近くだ。本気で噛まれたのか、裂けたような痛みを感じる。 「や、痛……い……っ!!」 何、なんで急に……。 理由も分からず泣くと明らかにロイさんの雰囲気が変わった。 「あー、堪んない……」 目の奥に獣のような欲が見える。それと同時に香ってくるのはロイさん(アルファ)のフェロモンだ。 ――ドクン、 「……ひっ、ァあ!」 カッと身体の奥底から火傷しそうなほど熱くなった。どうしようもない疼きを感じてアツシは目を見開く。 興奮したからか、さっきまでセーブしてくれていたのにロイさんの抑えが効かなくなったらしい。 完全に当てられる形でアツシは強制的にヒート状態に陥っていた。 「ァ、やぁ……あ、つい……あつい……っ」 自分でもコントロール出来ないほどの熱量に驚いて悲鳴をあげる。 どこもかしこも熱いが奥が一番熱い。 お腹の奥がズンと重くなる。 どうしたらいいのか分からなくなって目の前の腕に縋り付くと、思わずという様子でロイさんが呟いた。 「……きっつ」 見れば真っ赤な顔をしたまま手の平で顔を隠している。 ぶわっと、さっきまでより強いアルファのフェロモンが漂う。 肺の奥いっぱいまで吸い込んでしまい、身体の力が抜けた。それなのにガクガクと膝が震えて横になっているだけなのに動けない。 ――熱い。 目を細めて細く息を吐き出し、何とかコントロールしようとロイさんが躍起になっているが目がどんどん据わってくる。ポタリと汗が垂れて顔にかかった。 「アッシュ君……っ、フェロモン少ないんじゃなかったの」 何これすっごく濃いんだけど、と口の中でだけボソボソ呟くのが辛うじて聞き取れたが、それを理解出来ない。 ――熱い。 完全にヒートの方へ思考が持っていかれていた。 「や……っ、わかんな……ぁっ!」 お腹の奥が再びずくん、と疼いた。前にお店でされた強制ヒートも辛く感じたが、実際は比べ物にならないくらい今の方が熱い。秘部どころか身体そのものが溶けてしまいそうだ。 「あ、つい……ロイさ……やだ怖、」 ボロボロと泣き縋ると肩口を思いっきり掴まれ噛みつくようなキスをされる。 フェロモンのせいか、さっきまで痛くて仕方なかった筈の肩がただ熱いだけに変わった。
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