幻覚

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幻覚

うっすらと目を開けると白い天井が見えた。 自分は、生きているのか? 確か、犯人に刺された記憶がある。 薄暗い部屋の中に誰かの気配がした。 自分の手を握って眠っている。 真美だ。 髪をそっとなでた。 真美が目を開けた。 「大丈夫?」 「大丈夫だよ。」 あぁ、幸せな夢だ。 真美の体を引き寄せた。 しっかり抱きしめた。いい匂いがする。 「だめだよ。安静にしてないと。」 そう言った真美の口を塞いだ。 熱い口づけで何も言えなくした。 真美は、俺の体から逃げようとしていたが次第にに力が抜けていった。 優しく体をなでた。幸せだ。 真美の体は、想像通りに美しかった。 俺は欲望のままに真美の体を抱いた。 そして、また夢の中に落ちていった。
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