不満

6/8
前へ
/112ページ
次へ
仕事を終えて、実家にいくと凜々花は、すっかり元気になっていた。 母の作った夕飯を食べた。 凜々花は、父とお風呂に入ったから、何もしなくて楽だった。 不思議な事に凜々花も夜泣きをしなかった。 翌日は、土曜日で仕事は休みだった。 土日は休みだ。 「りりかは、見てるから少し息抜きして来なさい。」 母の言葉甘えて美容院を予約して、お昼は、ひさびさに友達とランチをした。 友達と旦那の悪口で盛り上がった。 友達の旦那は、仕事で帰りが遅いから、子供と会話するのは朝だけだ。と不満を言ってた。 それでも、友達の所は1歳すぎているからだいぶ楽みたい。 楽しい時間は、あっという間に過ぎる。 母の好きなケーキを買って帰った。 凜々花は、ぜんぜん手がかからなくて、いい子だったよ。 母の言葉を聞いて安心した。 このまま、ずっとここにいたいと思った。 そんな我が儘は通用しなかった。 日曜日にパパが迎えにきた。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

352人が本棚に入れています
本棚に追加