栗林が苦手だそれと……

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ーーーーー 「ただいま」と玄関のドアを開けた途端けたたましい声が聞こえてきた。 「ぎゃ~うぎゃ~ぎゃ~うぎゃ~」この声は妹のことみだ。 「うるさいな~どうしたんだよ?」 俺が聞くと、「あ、お兄ちゃん」と言ってブルブル震えながらことみは壁を指差した。 ことみが指差した壁を見るとダンゴムシが二匹ばかりうようよと歩いていた。 うげげっ気持ち悪い。そう思い俺は壁から目をそらした。 「ねえ、お兄ちゃん頼みがあるの」 「なんだよ?」
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