《序章》

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《序章》

「婚約者」なんて言葉にしたら仰々しく聞こえるけれど、俺たちの関係は実際そんな重々しいものじゃない。 親同士の仲が良かったというのが一番大きい。まだ幼い俺たちをとりあえず形式上「そういった関係」にしておいたほうが両者共々メリットが多いのではないか、そんな感じで俺と亮介は物心つく前から婚約者として親交を深めていた。
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