Stardust

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悲しみと憎しみ、深く深く沈んだ感情に捕らわれ呟いた言葉は重く。 アルビレオとクレア、吸血鬼と人間との間に深い溝を作った。 「待て! クレア……」 涙を溢し、走り去る彼女を追い掛けようとするアルビレオ。 しかし、彼女の呟いた『バケモノ』という言葉が胸に刺さり、動けなかった。 煌めく星屑のように眩しい少女。 宝石のように、流星のように、その双眸(そうぼう)から溢れ落ちる涙。 「クレア……」 彼女が走り去った後、残されたアルビレオは名前を呼ぶが答えるものはない。 彼は黒幕を突き止めるため、再び集められた書類へと目を落とす。 そこには、ある男の名が書かれていた。 ……to be continued
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