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俺は確かクローゼットの中にいたはずなのに、今なぜかベッドの上で兄弟に犯されている。
長男は俺の性器を口で咥えたり、舌で先端や睾丸を舐めたりはむはむしたりしてくる。俺もまあ、男ですから息子が反応するのは当然といえば当然だが、この長男めちゃくちゃ上手い。ちょうど気持ちの良いところをピンポイントで攻めてくる。声が止まらない。
こんな腐男子の喘ぎ聞いても興奮しないって?俺もだよ!!
次男は俺の右の乳頭を舐め、左の乳頭を手でコリコリと弄ってくる。正直な感想を言うと、全く何も感じない。あっ、一応次男の名誉のために言っておくと、次男が下手なわけではない。むしろ上手いのだと思う。
だが俺は腐っても男。この腐ってもは掛詞。
女ならまだしも男の俺が初めてで何も感じるわけがない。というかくすぐったい。
「…んっ……ンんッッ…ふふ、はっ…ん…」
「なつにぃ?どうしたの?」
次男のせいで少しくすぐったくて思わず笑ってしまうと、俺の頭を膝に乗せていた末っ子が顔を覗いてきた。下アングルでもこの美しさとは芸能人もびっくりだわ。
「ん…あアッ……な、なんでも…なひ…」
「そう?」
末っ子は俺の笑いに不思議そうな顔をしながら、優しくチュッと唇にキスを落として柔らかく笑う。この笑顔でご飯三杯食べれる。
そんな末っ子の笑顔に癒されまくっていると、急にビリッとした感覚が俺を襲った。
「……!?んナあっ……アッは…っ」
次男の方を見ると、ニヤッとして俺を見ながら、髪を耳にかける動作をする。
「もう感じるなんて、棗は敏感だね」
「……は、んあ…っ…も、いぐ…。にいさ、ん…。はなれ…っん…」
長男に離れるように言っても、長男は俺の性器を口から出さない。
「……も、むっ…りぃ……ッッ!!」
俺は結局我慢することができず、長男の口に精液を注ぎ込んだ。
長男はゴクリと精液を飲んだ後、ゆっくりと俺の性器から離れていく。
「兄さん、え?飲み込んで…」
「ん。美味しかったよ、棗」
そう優しく微笑んだあと、唇を重ねてきた。長男の口の中はネトッとしていて、生臭い。本当によく精液なんて飲み込んだよ。
長男のキスは甘く溶けそうなくらい優しくて、上手い。どこでこんな技術身につけたのか。まさか末っ子を?俺が見てない間に!?
「なつにぃ、それは違うよ」
「…ふぇ?」
長男とキス中にずっと傍観していた末っ子が口を出す。長男は末っ子のことなどチラ見もせず、俺とのキスに集中していて、末っ子はそんなことお構いなしに続ける。
「今、あおにぃが僕のこと犯してたからキスとか上手だと思ってるでしょ?」
まさにその通りすぎて、ドキッとしてしまう。え、まさかうちの末っ子はエスパーだったのか。エスパーでこんな可愛いとか世の中不公平すぎる。
「残念ながらエスパーでもないよ。なつにぃは顔にすぐ出るよね。そんなので僕のこと総受けになんてしようとしてたのか。本当に可愛い」
そう言いながら末っ子は頬にキスをしてきた。というか、え?なんで俺の計画のこと知って……。
「さ、もうお遊びはここまでにしようか。あおにぃ、しずにぃ。なつにぃの初めては僕が貰っていいんだよね?」
「あぁ、そういう話だったしな」
「いいよ。でもそのあとは僕だからね」
「え?…柚?」
「大丈夫、優しくするから」
あっ、顔が良い。好きです。
末っ子は長男と致した時に使っていたローションを手の平にドバドバ出す。
そして俺のナカに指を一本挿れる。末っ子の手は意外にもゴツゴツしているため少し、いやかなり痛い。
長男は痛がっている俺にヨシヨシと頭を撫でてくれる。次男はジーッと俺の顔を見ているようだ。
「……ッ、いった…い……」
「ごめんね、もうすぐ気持ちよくなるから」
あまりの痛さに「うーうー」と頭を撫でてくれる長男の足にスリスリすると、長男は甘いキスをしてくれる。でも俺はキスをして欲しいんじゃなくて、末っ子を止めて欲しいんだ。
そんなことを考えていると、突然快感が全身を襲ってきた。本当に急なことで思わずビクッとなってしまう。
その俺の様子を見て、末っ子はニヤッと悪い顔をしてきた。悪い顔とかかっこよすぎて心臓がバクンバクンと跳ね上がる。
末っ子は同じ場所をトントンと押してくる。
「あっ……んひ……っん」
「なつにぃの声は本当に綺麗だよね。いつまでも聞いてられる」
末っ子はとろけそうな笑顔をしながら指の本数を二本三本と増やしていく。気持ちよすぎて脳みそ溶けそう。
「……そろそろ、いいかな」
そう呟いて末っ子は指を抜き、性器をお尻にぬるぬると押し付けてくる。
「ん……あっンん…ッ」
本当に挿れようとしているのかと、見てみると、末っ子の性器の大きさに今気づく。ってか、いやデカ!!さっき長男と末っ子がシてた時は気にならなかったけど、デカすぎる。こんなの絶対はいらない。
俺の倍はあるぞ?比べると自分のがポークビッツに見えてきた。泣きそう。
「で、でか……いや、むッッ…あっ、……っ」
俺の声なんか気にもせず、ゆっくりと挿れてくる。
「ん……あっ…ひん、ぅ…」
「……はぁ、はぁ、全部、挿ったよ…なつにぃ」
「む、むり……んあ…っ」
「動かす、ね」
声が止まらず、恥ずかしすぎ長男に逃げようとすると、急に次男が「あっ」と声を上げた。次男はずっと俺たちの様子を見ていただけだったのに突然なんだろう。
次男はベッドからおりて、ペタペタ歩き始める。次男の様子を気にしていると、末っ子に「なつにぃはこっちね」と良いところに思いっきりカリが擦れる。
「あァアッッ!!…ひう……ッッ」
何度目かわからない射精をしていると、次男が戻ってきた。さっき俺が使っていたカメラを持って。
「初めての棗は今しかないからしっかり目に焼き付けておこうと思ったけど、カメラあったね」
「しずにぃ、天才」
「俺の分もよろしく」
「わかってるって」
カメラを向けられ、シャッター音がしないためいつ撮られているのかわからいからすごく嫌だ。
「あっ、締まってる。興奮してるんだね。なつにぃのえっち。ん…もうイキそう。中だすね?」
「へ…え…?まっ………ッッ!!」
末っ子の精液が俺のナカに注ぎ込まれる。あれ、この子長男と致した時に全然イッてなかったのに、なんでこんな早いんだろ…。
なんて考えながら俺は意識を手放した。
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