甘く 危険な 誘惑

1/1
前へ
/1ページ
次へ

甘く 危険な 誘惑

いちご、いちご ぼくは あまおう きみは さちのか 違う 違う きみは あまおう ぼくも あまおう 一緒 だね いちごの季節は 短くて 儚い 春を告げる いちご 冬のいちごは まやかし きみを想い 食べて 食べて いつしか きみを 食べる 食べて 食べて 食べ尽くす すべて すべて 残るは 甘い いちごの香り ほんとうに きみを 食べてしまったら 心は 邪悪 ばけもののように 黒いいちごが 残される 春の訪れ いちごの季節 甘い 香り 真っ赤な 眼差し 誘惑の 季節
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加