序章

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          君の夢を、見たよ。  どんな夢を、見たの?  教えない。恥ずかしくて。  教えて。知りたいな。  きっと君は、ぼくを幻滅する。  きっとオレは、オマエを称賛する。  君とのキスは、どんな味がするのかな?  オマエとのキスの味を、何度も想像した。  甘いと、良いな。  甘いに、決まってる。  ぼくの、史上最大の我儘を、  オレの、史上最高の至福は、  君だけに、教えてあげる。  オマエだけが、所持しているんだ。       
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