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人生初の本当に初めての朝
……慶司side
いつもなら一人で転がるベッド。
俺の腕の中には、欲しかった人。
柔らかな香りと腕の中にある温もり。
時々目を開けて、俺と愛し合って
また幸せそうに余韻に浸る彼女の顔を見る。
男か女か わからん顔……だと?
響の同期の城島のヤツが言ってやがった。
どこが男か女かわからん顔だ!
俺の腕の中の彼女、響は……。
信じられないほどに綺麗な顔した女の顔してる。
そう言わせるのは、うーんその目?
「…どうしたの?慶司…」
腕の中の響が俺を見つめる。
アーモンドみたいな形の目。
普段はちょっと目尻がキリッと上がって
凛々しいんだが、今は大きな瞳がなんだか潤みなんとも言えない色気がある。
「ん〜あと少ししたら起きなきゃなぁ
響とさ、もっとしたいのになァ…
っていう思っていた♡」
俺の素直な気持ちだ。
あの悪夢の筆おろし。
軽く女性不信になったのが、嘘のようだ。
あの夜、気持ちを確かめあってキスをして
セックスをして……。
それだけでも幸せなのにお互いに求め合って
気がついたら朝だ。
「……慶司のエッチ♡
でも……私ももっとしたい♡
気持ちいいんだもん♡」
響は、クスっと笑って俺に唇を重ねた。
深い深いエッチなキス。
「慶司ィ……好きだよ♡」
そう言って、すでに天をむいてる俺自身に
腰を沈める。
響が本能のままに動くのがなんとも言えないほどにいやらしくて俺は身を任せた。
「あっ♡」
しっかり潤ってる彼女の身体に俺自身が
するりと入りこみすぐさま多くの筋肉の襞という襞が俺自身を包み込む。
そして奥から徐々に締め付けられてヤバいくらいに気持ちいい。
小柄な彼女が俺の上で豊かな乳房を揺らし
乱れる騎乗位。
上下に動き時には円を描くようにいやらしく腰を動かし、時には腰をとめ彼女自身の中の動きと熱さにうっとりとしてしまう。
あまりにも気持ちよくて何度目かの時は
危なく俺が先にイきそうだった。
だから今度は俺が先手を打つ。
細い腰を捉えて、ほどよい茂みの中に
膨らむ蕾を刺激する。
甘噛みや指や舌でその蕾を可愛がると
そこが好きなのか?すぐに反応した。
だから、こんな状態でも反応するのか?
興味もあったから蕾を爪で弾いたり摘んだり
溢れる蜜を塗りたくったりして弄ってみた。
「あっ!やっ……ンン♡」
響は、すぐさま反応し激しい腰の動きをとめた。俺のを花弁の奥で咥えたままビクビクしてる。
よく女のことは解らない分、この反応も新鮮過ぎ俺をさらに煽る。
「あっ♡ダメ……」
俺は繋がったまま上半身を起こして
響をベッドに横たえて覆いかぶさった。
「あぁ……」
俺自身を咥えたまま一瞬、締め付けられ
響はあっという間に果てた。
だけど、俺もまだまだしたいと思っていたから満足してない。
火を付けたのは響だ。
時計は、ただいま午前五時。
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