人生初の…

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全てが初めて過ぎる人生初なんて話じゃないっ! ……(きょう)side ひとつになったまま、私は慶司の上から下になった。 そしてそのまま一番奥が何度も何度も突かれ 奥の奥が痺れる。 そこから電流が走るみたいに 全身に痺れが快感に変わっていく。 もっと欲しい……。慶司ならもっと……。 昨日の夜、お互いの気持ち確かめあって 初めて結ばれたばかりなのに……。 つい最近まで、たぶん処女だったのに。 どんどん、慶司が欲しくなる 愛して欲しくなる。 気持ちよくてとろけてしまう。 慶司……慶司……好き、好きぃ…♡ 私とは思えない甘い声が出てる。 信じられないくらいに。 両腕を伸ばして彼にキスをせがむ。 もっともっと欲しい。 慶司が欲しい。 「俺も好きだよ」 抱き合いながら唇を重ねて 慶司の肌の温もり感じ慶司に溶ける……。 溶けて溶けて溶けて……溶けきって 深く深く深くひとつになる。 一番密着した所が形や太さや長さを強く感じる。 有り得ないほどの慶司自身が私の中にある。 離したくなくて動き回るそれを自然に締め付けてる。 いいの?あってる?でも気持ちいい……。 ふわっとしておちた。 心地よい余韻で目を開けると、慶司が微笑んでる。 愛している人の腕の中。 その鼓動聞きながら、唇を何度も重ねた。 ずっと、ずうっと……こうしていたい。 でも、時間はもう限界。 こんなことになるとは思ってないから 私も慶司もそれぞれに違う予定があった。 時計の針は、もうまもなく 午前八時を指そうとしていた。
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