不倫時代

1話 出会いのはじまり

出会いは、とある飲食店での出会いであった。
いつもと違う時間に行ったので顔見知りの店員さんがいない。

その日は雨も降り、お客は僕だけだった。
「一人になっちゃいましたね」と店員さんが話かけてくれた。
素っ気なく返事をした僕。

次の日にも訪れた。
「昨日も来てくれましたよね？ありがとうございます。」と。
その日もお客さんは僕一人に。
暇だったので長くお話しだいぶ仲良くなった。
「どんなお仕事してるんですか？」と聞かれたので、名刺を渡した。
「仕事が終わったら連絡しますね。」と言われた。

帰って寝ようと思ったらSMSが来た。
「今日はありがとうございました。」と返事が来た。
だいぶ盛り上がって、結婚してるんですか？と僕は聞いた。
「そういうのは答えないようにしてるんです」と来た。
僕は、（ん？どういうことだ？）
一瞬考えたが、勝手にではあるが結婚してないと思った。
僕にも同じ質問が来た。
「結婚はしてますけど、彼女はいません（笑）
　セフレさんは募集中ですｗ」と冗談で答えた。

「じゃあセフレ希望で（笑）」と帰ってきた。
僕はフリーズした。
僕「本当に僕なんかでいいんですか？」
店員さん「じゃあやめときますか？」
僕「いやぁ、じゃあ今日会いましょう！！」
店員さん「いいですよ。じゃあ仕事終わったら連絡します。」
その日は仕事が手につかなかったのをよく覚えている。