23話 天国と地獄

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23話 天国と地獄

「ここはどこだ、なんで俺、浮いてるんだ、なんか、体も軽い気がする。」 『隷君、戻ってきて、やだよ、死んじゃやだよ…』 「亞纚綜、なんで泣いてんだよ、そうか、俺あの後死んだのか。」 俺は死んだことに気づいた。 「ごめんな、亞纚綜、ずっと俺は、天国でお前のこと見守ってるからな。今までありがとう。』 俺は三途の川へ向かった。 「これを、渡ったら、もうあの世なんだよな。」 俺は三途の川を渡った。 渡った後、そこには、門番がいた。 「お前は、どのように死んだ。」 俺は聞かれた。 「俺は、彼女を守るために鞭に打たれて死にました。」 「嘘はついてないようだな、右の道へ行け、天国だ!」 「わ、わかりました。ありがとうございます!」 俺は門番に言われた通りに右の道に行った。 そこには、今まで見たこともない景色だった。 「す、すごいな、これが天国か。」 天国に入ると、目の前には羽の生えた綺麗な女性がいた。 『君が杉坂田隷君でいいかな?』 「は、はい!」 『そうか、ならよかった、我の名は、アテナ。 天国で1番偉い神だ!』 「よ、よろしくお願いします。」 『自己紹介が終わったところで、本題に入ろう、隷君、君は、人間の時にやり残した事ってあるかい?』 「あります!」 『それを叶えたいと思うかい?』 「叶えられるなら、叶えたいです。」 『なら、叶えよう!』 「か、叶えられるんですか?」 俺は、叶えられるなら亞纚綜に、最後にお別れを言いたかった。 『君の努力次第だけどね!』 「努力して叶うなら、努力します!」 『なら、今から特訓しよう!』 アテナはそう言うと、俺をどこかに、連れて行った。
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