プロローグ

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プロローグ

青い空。 青い春。 青い顔をした 青年が2人。 「ーーっ‼︎」 オレは走っていた。 (何で今日に限って寝坊すんだよ⁉︎新学期早々ツイてないな‼︎オレ‼︎) 目覚まし時計が壊れ、両親は朝早く仕事へ行き弟と共に寝坊し、今日は散々だった。 「おい!さっさと走れ置いていくぞ!」 「ちょwマジwwオタク舐めちゃあかんww」 「お前は部屋に居てゲームしてるだけだろ!ちょっとは運動しろ‼︎」 「へーいwwあ…マジか…w弁当忘れたw」 「はぁ⁉︎仕方のない!これ持ってけ‼︎」 「ありがとうございやす‼︎兄貴ィ‼︎」 「いいから早く行け!お前風に言うとここはオレに任せて先に行け‼︎」 「了解っす大佐ww兄貴も遅れないようにな!」 弟と中学校前で別れて時計をみると、そろそろ本気でヤバいことに気づき、さっさとまた走り出すことにした。 田んぼを抜けて、街へと向かう。 少しずつ人通りが増えてきた春の道。 向かう先はーーー。
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