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「…とにかく、嘘をついたのはすみませんでした。そして、気づいてなかったとはいえ結果的に無視をしてしまったことも重ねてお詫び申し上げます。」
「ふん、平民なら一度呼ばれたらすぐに答えろ。2度も呼ばせおって。」
二回しか呼んでないのかよ。
しかも、オレの名前知らなかったってことは、呼び方「おい」、とか「お前」呼びだったろ。
「うーん、許してあげれば?一応、俺のクラスメイトだからさ。」
おっと思わぬところからの援護。
チャラ男会計、頼りになるな。
だが、会長はどうしても腹の虫が収まらないようだった。
やがて、その怒り顔は悪どい笑顔に変わっていく。
「…そうだな、なら、この不快への清算はそれぞれ払ってもらうとしよう。」
「お金…ですか?」
「いや、違う。まず転校生…いや、優希。お前は割と気に入った。だから俺のものになれ。」
「は?」
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