1.どうしてこうなった。

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そんな会話をしていると、顔を馬鹿みたいに腫らした会長がこちらへと近づいて、またシン…と食堂が静まり返る。 …鼻血出てますよ。 キメ顔で近づいてきても「イケメンは殴られてもイケメンなんだな、滅べ。」くらいにしか思えない。 「さて、覚悟はいいか。」 「…何をなさるのですか?」 「安心しろ、お前みたいな平凡な奴になんぞに手は出さん。精々、制裁くらいだ。」 「それを聞いて安心しました。」 よかった。 いきなり目の前で、でぃぃいいぷをかましたが、まだマシな扱いをしてくれるらしい。 この際、素直に殴られに行った方が良さそうだ。 「お前は、平凡で低俗、かつ性格は捻くれて腐り切っている、この学園の品位まで下げると言っても過言ではない。」 はいはい。 「1年の頃、阿久津(あくつ)を殴ったということもありお前は救いようもない低落さだ。」 おーおー、そうだな。 てかその話広まってるのか。 理由は知らない…と。どうせ揉み消しか。 「っ…それは…‼︎」 「大祥。」 後ろで低い声を上げる大祥を睨んで黙らせる。 ここで下手に物を言うと話がこんがらがる。 大祥は握った拳を震わせて、唇を噛んでいた。 …真面目な奴だ、あれはオレが悪いってのに。
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