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「それに加えて、クズでゲス。成績も特に振るうこともなし。…本当にお前のようなロクでもない人間は今すぐに出て行ってほしいものだ。」
あー、はいはい。知ってるよ。
「…だからここで俺は制裁する。お前という腐った性根の持ち主を叩き直してやる。」
そりゃどうもよ。
会長が拳を構える。さっさと殴りたきゃ殴れや。
そんなもんでオレの性格が治ったらそりゃもう会長さまさまよ？
オレは素直に右頬を差し出して、目を瞑る。
会長はその手を振り上げて—、
———ガシャン
…ん？
痛みはない。…外したのか？
恐る恐る目を開けると、満足そうな会長の顔と周りから絶賛の声。
「なんて慈悲深い！」
「さすがです!会長‼︎」
「お優しい！」
は？何…、…？何があった…？
「このくらいで今回は勘弁してやろう。」
「…はぁ、それは…」
ありがたいです、と続けようとした時。
何らかの違和感を感じた。
いつもある何かが無くなったような…。
…まさかと思って下を見る。
そこには会長の足と、その下に無造作に、そして無残な姿になったヘッドホ…
ヘッドホンンンンンッ‼︎‼︎‼︎！！？？？？？？
(税込2万4000円)(使用歴1年3ヶ月)
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