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＊大祥目線＊
「オウチ、カエル…」
目の前の死んだ目をする友人に苦笑いをする。
何せこの友人、この学園の会長様に口で圧巻したのである。
「まあまあ、一応変装してたんだろ？」
「…名前がバレただろうが。あのクソモジャ頭…」
クソモジャ…多分、転校生のことだろう。
いやあ…いいよね！変装転校生‼︎
素顔がばれたら、もうそこはヘヴン…イチャラブの空間が広がってるのでございますよ‼︎
「…おい、聞いてんのか、腐れ男。」
「はへっ⁉︎お、おう…聞いてるぞぉ？」
ジロッと睨まれる。
てか何で妄想してるのバレるかなぁ…？
「…オレ、明日学校休もうかな…」
「でも出席日数とかあるでしょ」
「そこなんだよな…何故に庶民だからって出席日数が3日休めばアウトなんだよ…」
「まあ…そこはほら、保健室があるから…」
「あんな薬品臭いとこで、怪しさマックスエセ美女と2人きりとか…なんつー罰ゲーム…」
「マール先生は一応腕の立つ名医だよ？」
「…オレ、忘れてねえからな…。お前が興味本位でオレと立ち入り禁止保健室へと突入した時に聞きたくもない見たくもないモン見たからな…。許してないからな…。」
「ご、ごっめーん☆」
「…えい。」
「痛い⁉︎」
頭にげんこつを食らい、視界がチカチカする。
いや、だってアレはしゃーないやん？
入るなって書いてたら入りたいやん？
アンアン聞こえたらもう行くっきゃないやん？
まさかここで生徒と先生の絡みが見られるとは思わなかったのだから‼︎男子校バンザイ！
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