1.どうしてこうなった。

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「んー…でも、会長は光明寺推しだから…そんなに気にすることないんじゃない?」 「…そうならいいが…。明らかに言い過ぎた感あるし…なぁ…」 「てか、今日はなんでキレたのさ。珍しいね」 「…物を無下に扱うのは庶民かつ貧乏代表許せんのですよ私は。それに…これ、弟が買ってきてくれたもんでな…大事だったんだよ。」 「弟⁉︎」 「あんだよ、そんなに意外か?」 「あ、いえ…ベツニ…」 「?」 キィヨァアアアアアアアアアアア‼︎‼︎‼︎‼︎!!! 弟ぉおおおお⁉︎兄弟モノぉおおおお‼︎ っと…自重自重…wwぐへへ… 「初めてのバイトで稼いだ金でわざわざ買ってきてくれたんだよ。…安っちいけどな。」 壊れたヘッドホンを撫でる宵の横顔はいつもより穏やかだった。 「…もしやブラコン?」 「ちゃうわボケwwオレと違ってフツー顔だし。」 「宵だってイケメンだけどどっちかっていうとフツー顔じゃん目の色がたまーに綺麗なだけで。」 「おっとディスりか?ま、事実だな。」 宵が目蓋を下ろすと、長い睫毛に光が反射してキラキラと綺麗な青色が現れる。 「なんだ、ジロジロと気色の悪い。」 「おっと悪い…つい、な。」 …本当、 喋らなきゃイケメンまっしぐらなんだけどなぁ…
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