1.どうしてこうなった。

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** そうして、翌日。 「よし、さっさと行くか。」 「切り替え早いなぁ…昨日まで散々言ってた癖に…」 「っふ…甘いな。いいか?こういうのは変に意識してたら不意を突かれるんだ。てかオレ元々嫌われてるんだし、気にするのも無駄だな!と‼︎」 「とんでもポジティブ男…」 教室に入るとザワッと皆の視線がオレに集まった。 …どうやら昨日の騒ぎは光速で伝わったらしい。 オレは何でもない顔で席についた。 だが、大祥の視線で机の上の違和感に気がつく。 …机の上のユリが入った花瓶は誰が置いてくれたんだろうな〜!……うん!お花きれい! って…待てやこれイジメやん⁉︎ 机の上に物置くのって誕生日とかじゃないのかよ⁉︎ 困惑しているが、顔には出さず、いつものようにラノベを取り出す。 花瓶は邪魔なので窓際に置いておこう。 そう思って花瓶を持ち上げた時だった。 「!宵‼︎昨日は何で置いていったんだよ!心配したんだぞ!大丈夫だったのか⁉︎…!お前…それ…!」 とんでもねえ長いセリフ…うるさい声…これは… モジャ男…。 「誰だよ!こんなことしたの!」 やめれぇ…?もうこれ以上はやめれぇ… 「あの…いいから、」 「よくない!友だちがこんなことされて…黙ってられるわけないだろ‼︎」 いつ、誰がお友だちだって??? 「ふんっ…生意気。会長様に気に入られたからって調子乗ってんじゃないわよ。」
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