1.どうしてこうなった。

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「大丈夫、カイチョー怒ってなかったよ☆朝からコーヒー零した俺にガチギレしてたけど☆」 おい何怒り加速させとんじゃテメェ… 「そろそろ席に戻らなきゃ〜またね〜よいよい☆」 嵐が…去った。 疲れた、と机に伏せそうになるのを必死に耐えて変な姿勢になる。 机で男と関接キッスなんてしたくない。 「大丈夫か?宵」「大丈夫か⁉︎宵‼︎」 2人の声に壁に頭をつけたまま死んだ目で答える。 「オレ、死んだかも…」 「死んだ!?てことは…ゆ、幽霊なのか⁉︎」 「…バカは置いといて…。」 「で?なんて書いてたんだ?」 「ん…何々…」 "出雲宵。貴様の昨日の言動について話がある。 放課後、一人で生徒会室まで来るように。 来なければ、こちらにも手はある。             生徒会長.大ヶ崎" 「…脅しの手紙だコレ。」 「見事な死亡フラグ…ラブレターじゃなくて果たし状じゃないのこれ。」 「だ、大丈夫だ!いざとなったら俺がいる‼︎」 いや、これはモジャ男が居ても居なくても同じ結果になりそうだ…。 「…、オレの骨は…拾ってくれ…」 「‼︎‼︎よ、宵…お前まさか…行くのか⁉︎」 「行っても行かなくても死ぬなら…後悔はしたくない…。」 「お前っ…男だよ…」 「せ、生徒会長に会いに行くだけ…だよな…?」 「…ふふっ…はははっ…はーはははっ…」 モジャ男よ…。 貴方には分からんのです。 オレがどれだけの口先だけの人間なのか…。 ケンカ駄目、人付き合い駄目、思想駄目ー… 駄目駄目駄目の詰め合わせ。 いわば、新年の売れ残り福袋。 それがオレなのでございますよ…。 キーンコーンカーンコーン… チャイムが鳴った。 恐らく今日は最期の授業日だろう。 なら、少しでもまじめに取り組もう…。
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