2.決まりごとは守りましょう。

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「まあ、ありがとな。んで?なんでこんなとこに?」 「あ、えっと…お兄さまに会いに来たんです。」 「お兄さま?…あぁ、届け物か。事務に行かなかったのか?」 「じむの方にちょくせつ、おわたしするようにって言われたんです。」 事務員、こんなイベントしてんのに正気か? 「でも、なかなか会えなくて…それにイベントですごかったので、まよっちゃって…」 「あー…まあ仕方ねえよな。」 「お兄さま…」 チビっ子がしゅんとする。 なんか少しかわいそうになってきたな… 「あー…兄貴ってどんな人だ?」 話題を振るとチビっ子がぱあっと顔を明るくした。 (*'▽'*)←こんな感じに 「聞きたいですか?」 「いや別に」 「えっ⁉︎」 「うそうそ、聞きたいなぁ」 「むぅ…、まあいいです!お兄さまはですね…すごくかっこよくて勉強もできて運動もできて、色んな大会で優勝してて、家のこともしっかりするんです!ぼくにも優しくて、たまにしか会えないけどいっぱい頑張ってるんですよ!それに、ここのせーとかいちょうだから、ぼくのあこがれなんです!」 「へえ…なるほどな。…ん?」 せーとかいちょう…? 生徒会長…⁉︎ 「は⁉︎」 「なんですか?」 「え、あ、」 おおがさき。 髪色、瞳の色、雰囲気、顔のパーツ… 完全に一致。 …どうみても兄弟です。本当にありがとうございました 「…マジかよ…」 「…あの、天使さま…」 「だからその天使さまってのやめろ…で、何だ?」 「…ぼく、お兄さまに会いたいです…。お兄さまの教室に案内してもらえませんか?」 …マジかよ… 「…だめ、ですか…?」 「…いや、ダメっていうか……。」 「……うぅ…」 「……。………、………ッ分かった、分かったよ。だけど、教室まで行って居なかったら諦めろよ?怪我でもしたら兄貴が悲しむからな?」 そして後が怖いからな。(オレが) 「!ありがとうございます!」 う…笑顔が眩しい…
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