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「つーか、待て、おい近づくな！ストップ！」
「なんでだよ！」
「なんでってそりゃ…」
狼なら尚更、ペアならなくない？
なんでコイツにオレが羊ってバレてんの？
ちゃんと包帯巻いて……ない⁉︎あれ⁉︎包帯は⁉︎
「まさか…」
落とした⁉︎…ああ…そういえば…大祥の時、外したような気が…！
てか無理くねこの状況。
どちらにしても捕まったら即アウトじゃねえか！
「あー…てかあれ？お前、オレの事、好きなの？」
「ち、違う！」
おう即答。だが傷つかない。
だって相手は男だし、モジャ男だし。
「じゃあなんで。」
「俺…なんだか宵に嫌われてるような気がして」
「ほう。」
自覚がおありで。
嫌いっつーか、煩いから避けてるんだけどな。
「宵はいつも大祥と一緒に居るのに…」
「まぁ…アイツは特別だし…」
唯一のオレの友達だしな。
「特別⁉︎つ、付き合ってるとかか⁉︎」
「なんでそうなる。」
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