3.鳩が鳴いたら馬鹿は笑うか。

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「?え、何?うーんと…、あの2人がか?」 「そういえば最近結構あの2人一緒に居るのをよく見る気がするかな。僕、久我山と同じクラスなんだけど、昼休みずっと1人でいた久我山が最近周りと打ち溶けてるんだよ。思えばあれは光明寺くんが来た時からだったかな。」 突然の爽やかくんの長セリフ。 半分くらい聴いてなかったけど、要は久我山が脱ぼっちできたのはモジャ男のおかげということだ。 「…へー。」 爪の先ほどの興味もねぇわ〜 「でもあんだけ仲良しだとすぐにバレちゃうよね」 オレは分からなかったがな。 「…流石にそれだけで決めつけるのはどうなんだ?ただの友達だろ…」 「「「それは違うよ(〜)‼︎」」」 ハイロンパー。 3人から数の暴力である。 「…分かってないなぁ宵は…あれは恋する乙女の瞳だよ…」 「おとめ、」 「そうだよね〜でもどっちかっていうとクガーの片想い?的な?このまま愛の逃避行しちゃうかも?」 「あいのとうひこう、」 「そうだよ!僕らで彼らの恋を応援しよう!」 「こい、」 「お!いいねぇ〜☆愛のキューピット!」 「きゅーぴっと、」 「じゃあさっそく!ラブラブデートコースを決めてやろう!」 「らぶらぶ、」 ダメだ。 コイツらの発言、支離滅裂で予測不可能すぎる。
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