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1話 平安の龍
ここは平安時代、この平和な国に突如現れた謎の龍が街を破壊した。
「逃げろ!早く!」
『辞めて!私の店を壊さないで!』
女はそう言うと龍に殺された。
「なんだよこいつ!もう死ぬのか…」
俺の前には龍がいた。死を覚悟した。
その時、俺の目の前に謎の侍らしき人が現れた。
「早く逃げろ!俺が食い止める早く!」
「は、はい!」
俺はこうして山へ逃げた。
あの事件から2年後…
「俺の名前は、藤原和成、あの事件の時、俺は侍に助けてもらった。俺はその侍に憧れ侍になることにした。」
俺は、人々に恐れられているあの龍を倒すと決めた。
山の奥地に侍を育てる育て屋があるらしいからそこに行くことにした。
「ここが、育て屋か、ごめんください!弟子になりたくて参りました。」
「入れ!」
中からそう言われたので俺は入った。
「失礼いたします。」
「俺は藤原和成と申すものです。弟子になりたくここに参りました。」
「そうか、俺の名は龍門寺健だ!よろしくな!」
「よろしくお願いします。」
「和成お前は何故侍になりたいんだ?」
「それは、2年前のあの事件の時、侍に助けてもらいその侍は、死んだと聞きました。その侍の仇を打つために侍になりたいのです。」
「わかった、なら今から訓練をしてみよう!後これからは俺の事は師範と呼べ!」
「はい!師範。」
そう言うと師範は、俺のことを訓練場へ連れて行った。
「まずここでこの刀で素振り100回だ!」
「はい!」
俺は刀を受け取った。
「お、重い!」
「言い忘れていたがその刀は200キロだ!」
この育て屋はすぐ辞めていく奴がいる何故かと言うとまずこの素振りで皆辞めるからだ!
「頑張ります!」
(意外と見込みあるかもな。)
俺は、素振りをした。だが……
「も、もう無理かもしれない。」
俺は80回目で腕が壊れそうになっていた。
「お前はこの程度しか出来ないのか、こんなんじゃ仇なんて取れないぞ!」
「負けない!」
俺はなんとか100回素振りすることができた。
「今日の訓練はここまで!明日は俺が作ったカラクリの攻撃を避けながらカラクリに刀を当てる訓練だ!」
「はい!」
こうして1日が終わった。
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