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静まり返った舞台の上で、ショーはまだ続いていた。観客は、椅子に腰掛けた首無しの死体。 「あんだけ煽ったんだから、まだいけるよね?」 「ンあっ、ぁあ!いいっ!ひ、ぁ」 両腕を後ろに取られ、腹の奥を抉られる。無意識に逃げようとすると、更に強い力で引き戻された。 顔は見えないが、悪魔が笑っているのは分かった。 噎せ返るような血の匂いと、艶めいた嬌声が古びたホールを満たす。 「気持ちよくなってくれて嬉しいけどさ、忘れてないよね、ドラゴンちゃん。これ、お仕置きだよ」 「や、あ…止まるの、だめ…ぅあ、うご…動いて、ぇ」 悪魔は楔を打ち込んだまま、ピタリと動きを止めると、ダラダラと先走りを零す中心に手を伸ばした。体液を指で拭うようにされて、無意識に中のものを締め付ける。 耳朶を噛まれながら、快感に身体を痙攣させる。 「俺の声、聞こえてる?ねぇ、反省しないと。ドラゴンちゃんだって、こうなる可能性も充分あった訳だからさ」 近くに転がっていた頭部が、髪の毛を掴んで持ち上げられる。虚ろな目は批難の色も無く、こんなに屈辱的な扱いを受けているというのに、抗議の声1つ上げない。 「それとも、こうなりたかったの?」 「あっ、ンん…は、ぁ……っ」 耳元で囁く声に、首を捻ってキスを強請ると、唇が触れ合う寸前で顎を取られる。 暗闇のような目に覗き込まれ、ドクドクと心臓が音を立てる。 頭部が無造作に投げ捨てられ、どちゃりと落ちて床を汚した。 「ちゃんと答えて。あ、もう喋らなくて良くなっちゃった?舌要らなくなった?じゃあ喉も要らないかな。もう、ここで終わりにしちゃっても良いよねぇ」 そう言いながら、唇、喉、胸と、引っ掻くように爪の先でなぞる。脆い人間の皮膚では浅く切り傷になり、傷口に薄らと血が滲んだ。 「っ、ちが…う……っ、ん」 「何か言いたいことあるの?いいよ、言ってごらん」 肌に伝う血を舐めあげ、悪魔は子どもをあやすような声音で言った。冷たい手が、ゆるゆると腹を撫でる。 「ぅ、あ……や、んぁあっ!?」 口を開こうとすると、それを遮るように再び抽挿が始まった。突き入れられるものが、その形に馴染んでいた中を、強引に掻き回す。 「人間に見られて興奮したんでしょ?そこの豚がポケットに手突っ込んでたの見た?ぶっ殺したけどさ。あの状態で使い物になったら、結構面白いよね。ちょっと人間見直すかも」  
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