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灘らかな草地の坂道を降り、バラストの上をそれに向けて向かう。
それに近づくにつれて、緊張で心臓が鳴る。
近くでよく見てみると、人のような形をしていた。
声をかけてみよう、と思ったが、怖さで声が出ない。
「.........誰?」
気味の悪い、くぐもった声が聞こえた。
「わあああ!!!」
僕は飛び退いた。
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