序章
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気が付くと目の前にタワーが在った。 暗闇の中125mのタワーを見上げ困惑する。 まさか夢遊病にでもなってしまったのか。 潮の香りが混ざる生暖かい風を身体に受けながらも、全身に冷や汗が噴き出している。
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