555人が本棚に入れています
本棚に追加
出した後の脱力感に襲われて肩を揺らしながら息を吐く。出させた張本人は自分の指についた叶透の精液をベロっと舐めて誘惑的な笑みを浮かべていた。
「ちゃんと出せたね。いい子♪」
そう言って私の顔に次々とキスを落としていく。
私の頭を撫でていた手がするすると移動して後ろの孔の部分に触れる。
ビクッと私の肩が跳ねたことに気づいたのか私の顔を見て微笑む。ホッとしたのも束の間先程私の出したものを指ですくって塗りつけてくる。
「……っ!やっ、何で?」
おかしい
いつもなら
冗談だよって頭を撫でて情けなくも泣いて怒鳴る私に何度も謝って世話を焼くのに、
「あ、いつも此処ちょっと弄って辞めてたもんね。でも今日は最後まで愛させて。」
本気なのだと伝わり絶望的な気持ちになる。
いつの間にやら用意してたローションを手に垂らしている。
(最後まで?男同士……まさか後ろで??
……‥…………………
無理ですぅ!!!)
「指入れるよ。」
ヌッとぬるぬるした指が少しずつ入る。入るべきでない場所に入られて鳥肌が一気に立った、身体を押しても思ったよりがっしりしていてびくともしない。中から押し出そうと必死に力む。
「初めては違和感あるだろうけど力抜いて?」
「ひゃっ?!」
気を紛れさせるために乳首も弄られる。思わず声を上げると安藤がクスッと笑う。
「此処、もう立派な性感帯だね。」
そう言ってまた嬉しそうに笑う。言われた意味を理解して頬が赤く染まる。
「誰のせいだと思って!……アッ??!」
何かを探る様に動かしていた中がある一点を掠める。
「うん。俺のせい、それが凄く嬉しい。
大好きだよ。」
「やっ!?やで‥‥す、そこ‥‥‥んっ!」
さっきまで気持ち悪いだけだった場所から出た急な快楽について行けず、本格的に逃げようと手足をもがかせる。
別に縛られている訳でも無いのだし頑張れば逃げれると踏んだ。
が、
両手を掴まれて片手で一括りにされる。足もあんまり動かすと中に伝わって返って辛い。
にっこり笑われて熱烈なキスをされる。舌を噛んでやろうかと思えば指が1本から2本に増えてグチュグチュかき回され力が入らない。
最初のコメントを投稿しよう!