帰宅

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「安藤、いい加減起きて、朝ご飯出来ましたよ?」 布団越しに身体を揺さぶってると突然にゅっと手が出て引っ張られてしまう。 「わっ?!」 ベッドに倒れると目の前にはまだ眠そうな安藤の顔があって、キスされた。離れようとすればいつの間にか抱きしめられてて出来ない。 キスは段々深くなっている、息苦しくて安藤の胸辺りを叩くとやっと離してくれた。 「ぷはぁ…はぁ、はぁ、んっ。」 酸素不足でボーッとしていると安藤が首元にキスしてきた。少しチクッとした痛みにまさかと思った。 「安藤あなたまさか痕残したんじゃ」 「名前で呼んでって何度も言っているでしょ?」 「まさやさん…そうじゃなくて今痕残しましね?!この前人に見られて誤魔化すの大変だったんですよ ?!!」 「……あー…可愛い、ちょっと天然で流され易いのが心配だけど、ホント俺よく我慢してるなぁ、もお良いよね、だってもお俺の嫁状態だし、てことでそろそろ覚悟しといてね、かなさん。」 黒い髪が艶やかで耳に少しかかってる。 さっきキスしたせいか潤んだ色素の薄い水色の瞳と赤くなったほっぺたがとても色っぽい。祖父が白人でその遺伝子がかなさんに出たのだと言う、所謂クオーターだ。 昔馬鹿にされた事があるらしく容姿の事を言うととても嫌がられるが、 かなさんはそこら辺のモデルより綺麗だと思う。 よく此処の生徒にも騒がれている。 だけどかなさんの魅力は、どっちかと言うと中身の方だからかなさんと親しくなっている奴が居ないか俺は気が気じゃない。 最近はキスやボディータッチ(ハード)を慣れさせてきたし、もうはっきり言って後は挿れればいい状態だしそろそろ次の段階にいきたい。 「突っ込みどころが多すぎる…。覚悟??」
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