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僕はトーマス。
ようやくこの星の言葉を覚えることができた。
生まれたばかりの人間の子供の体に入り込むことができた。
僕は、意識生命体で、どの星の動物にも乗り移ることができる。
今まで、人間の子供のトーマスにまだしゃべるという行為に成長が追いつかないため、しゃべることができなかったが、ようやくしゃべることができた。
そして、今まで、小狡い犬という動物、しかも、何故か超能力を持った犬に、僕はクッキー泥棒の汚名や、悪戯の汚名を着せ続けられてきたが、それを告発することができなかったのだ。
今日、ようやくしゃべることができたから、本当の犯人を告げたのに、ママという生物からは喜ばれてしまった。
今に見ていろ。
もっとしゃべれるようになったら、お前の悪事をすべてママに言い付けてやるからな。待ってろ、ベッキー。
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