奪われたカラダ

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彼はその溶けかけの氷を口に含み、キスを落とし、口内に押し込んだ。 彼の口移しに受け取って氷は口内で少しずつ融けていく。 「次はどんな形で君に触れようか?」 今度は頬にひんやりとした金属を押し当てられる。 「これは何だと思う?杏南」 氷と同じように首筋に這わせていく。 そして、左の胸許に這わせ、外気に触れ、既に芯を持ち、尖った頂を挟んでで、引っ張り上げた。 「ひゃあ・・・あぁ」 「・・・さあっ…これは何??」 彼は緩急をつけ、何度も軽く引っ張り上げた。 「あぁ…ダメ・・・やっ・・・」 「そんなに気持ちいいのか?杏南」 今度はもう片方の頂を挟み、引っ張った。 「あぁん」 目隠しをされ、何をされるのか分からない恐怖と期待感で満たされたカラダは超敏感に反応し、大量の甘蜜を滴らせていた。 足を固く閉じて、必死に抵抗したが無駄だった。 「君のここはぐっしょりだね・・・」 彼はドレスの中に手を入れて、下着の隙間から指を入れて濡れを確かめた。 「お願いだから…もう苛めないで・・・」 「俺は苛めてるつもりはないよ。杏南」 彼は私を苛めてる自覚が全くない。タチが悪すぎる。 「弄ばれるのは嫌ッ!」 昨日のように弄ばれ、一人でイカされるのは嫌だった。 私は声を声を大きくして返した。 「・・・それよりも早く答えろよ・・・杏南」 彼の指が容赦なくねじ込まれ、水音を掻き回すように蠢く。 「あぁん…ダメ・・・あぁ」 「答えになってないよ。杏南」 彼は下の指の動きを激しく行き来させ、右の頂を挟み上げて、クイクイと引っ張った。 「ア、アイス…トング・・・」 私は甘い声を上げながら、返した。 「これが最後だ・・・」 彼は私のカラダをソファに横倒しにし両足のヒールを脱がし、下着を脱がした。 「やっ・・・」 甘蜜で濡れそぼった私のあそこが彼の目に晒される。 私のカラダの上に乗り掛かる俊吾さん。 きっと彼の表情は不敵な表情を浮かべていると思う。
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