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彼の欲望に染められたカラダ。
彼の帰りが待ち遠しいとさえ、思っていた。
最初は快楽の溺れる自分に嫌悪感を持っていたけど、今ではそうは思っていない。
私は、快楽に溺れやすいカラダだったんだと仕方がない…そう思うコトにした。
「まぁ、手っ取り早く・・・裏庭でも散歩されてたら、よろしいかと・・・薔薇園はダメですが・・・」
「そうね・・・それが一番、俊吾さんも安心しますよね・・・お弁当でも作って・・・ピクニック気分も出してみましょう」
「・・・貴方が俊吾様のお相手で良かったと思います・・・」
「黒崎さん・・・!?」
黒崎さんは涙を流した。
「黒崎さん…泣かないで下さい・・・」
「・・・本当に貴方に感謝します・・・杏南様」
「・・・」
俊吾さんは非常に厄介な人だけど・・・
彼は必死で、父親の呪縛から逃げようとしている。
そして、私を愛そうと努力している。
愛を知る人なら、人を愛するのに努力なんて要らない。
愛を知らない俊吾さんの素性を知り、初めは同情心だった。
でも今は・・・愛してる・・・
彼の束縛を疎むコトはあるけど・・・
・・・カラダが凄く彼を欲している。
彼に全身を愛撫され、彼の滾った楔で子宮の奥を何度も突き上げられたい・・・
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