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私は黒崎さんから俊吾さんの好きな食べ物を訊いた。
「空腹を満たすコトができれば、何でも食べると言ってましたから・・・苺が大好きなのは初めて知りました」
「そうですか・・・」
「じゃ苺サンドや苺のババロアもピクニックのメニューに加えます」
「よろしくお願いしますね・・・杏南さん」
「はい・・・」
私は今度の土曜日楽しみにしていた。
「俊吾さん、どんな顔するでしょ?」
「好きな物に囲まれるんです。
きっと嬉しそうな顔しますよ」
「そうね・・・」
私は黒崎さんに同調して、彼の淹れたミルクティーを飲んだ。
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