レッスン1

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 でも、クズ元カレのお陰でフッきれた!  つまんない彼氏と結婚するより、コスプレイヤーとしての道を歩むのよ!  年齢も三十六になっちゃったから、できるだけ、四十くらいまで頑張って様々なコス楽しんで、最中にしっかり稼いで老後の蓄えでもやって、でもって適当に見合い結婚でもして、とりあえずの形で両親を納得させよう。 「小晴ぅー。ろっかにひい男、いらいのぉ? ろいひ教授みらいなー(※小晴。どっかにイイ男、いないの? 鳥井教授みたいな)」 「そんなハイスペダーリン、いる訳ないでしょーが! いたら私が紹介して欲しいわ!」  バコ、と取り出した長財布で頭を叩かれた。オタク仲間の小晴とは、小学生からの付き合いがあり、私の全てを曝け出している。小晴はBL(ボーイズラブ)大好物の変態。ロリ系コスプレが得意。まあ、見た目もロリ系だから、似合っていていいんだ。  ここには居ないけど、ヲタク仲間はあと二人いる。  大武早苗(おおたけさなえ)と、相馬弥生(そうまやよい)。腐女子仲間。  全員活動歴が長いから、目立つと結構名前を耳にするから、イベントなんかで会って、仲良くなったんだ。
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