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結局私もファンの人たちに捕まってしまって、解放されたのは夕方。もう会場も閉館間際となっていて、着替えをして元の私になって最後に一目教授を遠目で見納めるしかできなかった。
あああー。鳥井教授ううううー。
もっと見つめ合い、もっとお話しして、もっともっと触れたかったですううー。
あんな････教授がそのまま実写化しちゃうなんて、犯罪ですわよ、犯罪！
世の女どもが群がっちゃいますよ。そして私はその筆頭に立つでしょうから。
でも、いざ本人を前にしたら全く喋れなかった。いい。もう、遠くから見つめられるだけで幸せです。
はああ、今日は生きてて良かった。感涙にむせび泣きたいところよ。この感動を分かち合える友（小晴）がいないのが本当に残念。
とりあえず会場を後にしたら、勇気の出せないダメな自分に後悔のため息ばかり出た。もっと教授を見つめたかった悔しさは、言葉には出来ない。
何時までも悔やんでいても仕方ないので、ラッキーな事にゲットできたチェキを見つめ、無くさないよう、汚さないように厳重にくるんで鞄にしまった。
これは家宝ざまーす。一生の宝ものよ！
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