レッスン6

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  「ええ“――――っ!?」  変な悲鳴を上げてしまった。 「どうしたの、千恵っ」  みんなに驚かれた。 「あああ“――・・・・。検証しなくちゃ。多分、その神保要君は、私の職場にいる子だと思う。前からいっくんに雰囲気が似てるなーって思っていたんだけど、まさか・・・・」  ひいいー。もし神保君なんだったら、私が通販部お局の諏訪千恵子って気が付いちゃったわよね・・・・  キャ――!!  ノートに本名書いたから、神保君に絶対気が付かれたわよおおおー!  く、口止めしなきゃ・・・・!  神保君は早朝、よく資料室にいる事が多い。女性を連れ込んで××しているのは、紗々では有名な話。小耳にはさんだことはあるが、大抵みんな見て見ぬふりをしているのだ。彼はそれだけの容姿を備えているし、何せよ営業成績も抜群だ。何をやっても赦されるのだろう。  とりあえず、明日の朝一で資料室に行ってみよう!  
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