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「えーっ、要と千恵って同じ会社なんやぁ!?」
私が頭を抱えてしまったので、佐知が驚いた顔を見せた。
「どうやらそうみたい。都内でいっくんに似てて、神保要なんて珍しい名前、そうそういないよ。今日私、オスカルのコスプレして一番に新刊予約したんだけど、小晴の分もツーショットのチェキゲットしたいから、目の前のいっくんに、どうしても二枚売ってくれ、って頼み込んだのよぉ。あれが同じ会社にいる神保君だったなんて・・・・」
あああー、どうしよう。まあ、神保君は人の秘密ベラベラ喋るような噂好きの男性じゃないから、私がオスカルのコスプレしてた事は、誰にも言わないとは思うけど・・・・。とりあえず明日の朝一は、資料室へGOね。
「そうだ。チェキで思い出した! 家宝を小晴に渡さなきゃ」
ゲットしたチェキを小晴へと渡そうと思い、手が届かないから佐知に回してもらおうと思って彼女に渡した。
「あ、これ、うちが今朝撮影したやつや」
またも驚きの発言に、私の脳内は大パニック!
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