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椅子に座らされている他の罪人達の
恐怖感が私にも伝わってくる。
ガタガタ身体が震えている者
ブツブツ独り言をしゃべっている者
私の裸足に冷たい液体が触れた。
恐怖のあまり失禁した者がいるのだろう
糞尿の匂いが漂ってくる。
「8番、お前の番だぞ」
頭の中が真っ白になり何も考える間もなく
私は軍人に自分の番号を呼ばれた。
縄をほどかれた私は目隠しされたまま
軍人に手を引っ張られながら
連れて行かれる。
大歓声が聴こえてくると軍人は私の耳元で
「ここで止まれ」
と呟き目隠しを取り去った。
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