8改めてメンバー全員で自己紹介をしました

3/5
前へ
/158ページ
次へ
「私の名前はローエンと申します。ここ「ギーフ県」の教会管理を任されております。この度は、「ハイマウンテン」支部にお越しいただきありがとうございます。魔王討伐のメンバーがこちらにおいでになるという、女神さまからのお告げをいただきまして、私はここに居る次第であります。何か、わからないことがあれば、何なりとお聞きください。」 「突っ込みどころ満載で、どこから突っ込めばいいか不明だわ。」  カナデの言葉は皆に華麗に無視されて、次の人物が紹介を始める。 「では、次は私が。私の名前はイザベラ。魔王討伐メンバーに選ばれるまでは、キョウトウ」で宮廷の騎士をしていました。魔王討伐では「剣士」としての役割をいただいております。」  イザベラは食事中にも関わらず、席を立ち、自己紹介を終えると深々と皆に一礼してまた席に着く。続いて、エミリアが席を立つ。 「じゃあ、順番的に次はわたしかな。わたしはエミリア。討伐メンバーに選ばれるまでは、「ノースランド地方」で魔女として、薬を作っていました。ということで、わたしの今回の役割は「魔法使い」。よろしく頼むよ。勇者様。」  ウインクをユーリに投げつけて、エミリアもまた自己紹介を終えて席に着く。突然のウインクにユーリはしばらく固まっていた。 「いたっ。」 「どうせ、お前に愛想がいいのは、異世界のハーレム効果のおかげだ。このクズ野郎。」  カナデはユーリの真正面に座っていたので、机の下の正面の足をおもいきり踏みつけてやった。ただし、カナデの靴はヒールではなく、ただのスニーカーなので、大した威力にはならなかったが、正気に返るのには十分な威力を持っていた。
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加