-夏-

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汗ばんだ身体が重なり合い揺さぶられる。 快感に仰け反る背中が、片腕に抱きとめられて、 「……智花、んっ…」 官能に(ふけ)る彼に呼びかけられると、それだけでまたじんと内奥が熱く疼くのを感じた。 「あぁっ…いっ…く…」 彼の喉元が波打って、艶っぽい声が漏れ出す。 「イって…先生…」 下半身をきゅっと締めると、彼が「…くっ」と短く声を上げて、達したのがわかった。 「……もっと、君の中を感じていたかったのに、そんなに締めつけるなど……」 喰らいつくように唇が貪り求められ、 「……いけない子ですね」 口元が引き上げられると、妖艶な微笑が浮かべられた……。
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