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プライベートを知ってる人もあまり居ないみたいだ。 彼女も仕事のフォローをしてもらったけど、よく分からない人なのとか言ってたな」 「やっぱり不思議な(ひと)みたいだな」 「なあ、何かあったのか?」 「いや、何も…、サンキューな」 何か言いたげな横井の視線は見ないことにして、食べることに専念することにした。 別れ際に 「何かあったら言えよ」 そう言って横井は俺から離れて行った。 ハア…言えたらな… 横井の言葉に感謝をして、言えないことに、ため息が出た。
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