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ここは居酒屋だけど、そんなに騒がしくなく、料理が美味くて、割に来ている。
最近は来れてなかったので、慣れた空間にちょっと体の力が抜けた感じがした。
大将となんやかんや近況を話しながら、気を紛らわせていたら
あれ、ちょっと呑み過ぎたかな…
いつもより回りが早いようで、目の前がぼんやりとしだした。
「あれ、高永さん、アレアレ、呑み過ぎたのかしら」
奥さんの声が聞こえる。
「疲れてるだろうな。う〜ん、寝かしてやりてえけど」
「そうね。少しならまだ大丈夫だから」
帰らないと、でも帰りたくないな…
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