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そんなことを思いながらチラッと横を見ると
「気にしないでください」
それだけ言って、ゆっくりと手に持ったカフェラテを口に運んだ。
俺も何も言わず、カフェラテを口に運ぶ。
外は暗くなって、周りは街頭やら、ネオンやらで賑やかになっている。
こんな暗いんだから、分からないだろうな…
でも、もうそろそろか…
駅前の歩道橋、そこは明るくなっていて、行き交う人らがよく見える。
案外見えるもんだ…
俺は時計を見て、そして歩道橋に目を向けた。
行き交う人、人…急いでいる人、ゆっくりと歩く人…仲間と飲みに行くのか、ふざけ合っているグループ。
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